開いた骨盤を閉じるストレッチで美脚に

Vol.3

骨盤は身体の要!

ゆがみを整えてすっきり下半身を手に入れる

肩こりや腰痛など上半身の痛み。あるいはお腹や腰回りのプヨプヨ。あるいはO脚やむくみといった下半身のお悩み。「これらのトラブル、元を正せば原因は共通して骨盤のゆがみが疑われます。逆に言うと、骨盤のゆがみを直せば、全身のバランスが整うとも言えるでしょう」とお話してくれたのは、整体師の有福大典先生。1万人以上(!)の骨や筋肉のメンテナンスに携わってきた有福先生に骨盤のゆがみを治す方法を教えてもらいました。

有福大典 先生

プロアスリートのスポーツトレーナーを経て、現在は渋谷DSクリニックでダイエット整体をメインに施術を行っている。1ヶ月に約200人もの骨格を調整し、ゴッドハンドとの評判が高く、モデルやタレントの顧客も多い。

骨盤のゆがみさえ直せば、むくみやポッコリお腹におさらばできる!?

― まず、骨盤について教えてほしいのですが、骨盤はどんな役割を果たしているのですか?

骨盤は上半身と下半身のつなぎ目に当たる部分。上半身と下半身の筋肉のつき方や姿勢を左右します。また骨盤の状態は内臓の活動や巡り、脂肪のつき方に関わってきます。全身の美と健康の要となる部分なのです。たとえば、二の腕に脂肪がつくのは背骨のゆがみと、そもそもはそれを支えている骨盤のゆがみが原因だったりします。骨盤のゆがみはさらに、首や背中、腰の痛み、顔の左右費対称の原因にもなり得ます。

― どんなふうに骨盤がゆがんでしまうのですか?

上半身のゆがみを引き起こすのは、骨盤を構成する「腸骨」が前後に傾いてしまうこと。その原因は、重心を片方に預けるような立ち方や足を組むクセです。

― 下半身に影響するゆがみはどう起こるのですか?

骨盤は呼吸や筋肉の動きに合わせて開閉しています。たとえば、緊張状態の時は閉じていてリラックスすると開く、また朝は閉じていて夜は開いているという感じです。これが、長時間仕事でイスに座っていたりすると、開きっぱなしになって、うまく開閉できなくなってしまうんです。骨盤が開きっぱなしになってしまうと、下半身の巡りが悪くなりむくみがちになり、その結果、ももやおなか、おしりに脂肪がつきやすくなってしまいます。また、骨盤が開いているため足の付け根の骨が外側に向いてしまうので、O脚の原因にもなります。お腹ぽっこりに悩む人も、骨盤が開きっぱなしになっていることが多いですね。骨盤は内臓の受け皿でもあるので、開きっぱなしということは内臓が下垂して、お腹ぽっこりになってしまうんです。

― 骨盤がゆがみやすい人、っていうのはありますか?

程度の差こそあれ、ほとんどの人がゆがんでいます。モデルさんはゆがみが少ないですね。やはり良い姿勢を保っているからでしょうか。男女では、やはり女性のほうがゆがみやすいです。筋肉が少ないからということもありますが、出産のためにもともと骨盤がやわらかく動きやすいからなんです。

開いたら閉じる!普段の生活習慣から骨盤を閉じることを習慣づけて

― 開いてしまった骨盤をセルフケアで直す方法はありますか?

まずはゆがまないように、毎日の習慣に気をつけることが大事です。たとえば、座る時に足を組まない、重心は真ん中にして立つ。座り方も大事です。仕事に向かう時に何気なく座ると、骨盤が長時間開きっぱなしのままになってしまいます。だから、座る前には一度姿勢を真っすぐにしてお尻をきゅっと締めてから座ってください。そうすることで一度骨盤が閉じてロックされるので、座ってからリラックスしてもそんなに開きません。

― 特に下半身のむくみを解消する骨盤ストレッチはありますか?

開いた骨盤を閉じるストレッチがいいです。背中側の腸骨の間の「仙骨」を動かして後ろをゆるめることで、前を閉じる「仙骨ゴロゴロ」ストレッチです。簡単だし毎日1分、これだけやっても効果大です。また、今度は骨盤の前、つまり股関節を動かして可動域を広げ、下半身の流れを促すストレッチは、むくみに即効性があります。ポイントは股関節を開いたら、必ず閉じる運動をすること。

― 効果的なやり方、コツはありますか?

布団やベッドの上など、やわらかすぎる場所はダメ。タイミングは流れのよいお風呂上がりがベストです。ストレッチは「痛きもちいい」くらいがちょうどいいです。

― 骨盤美人は全身美人! をモットーに、お風呂とセットのストレッチ習慣を目指します!

今日からできる!
簡単骨盤ストレッチ

仙骨ゴロゴロ

仰向けに寝て腰が浮かないように浅めに両膝を抱えます。身体を左右に揺らして、腰の中心にある仙骨を刺激します。1分間続けます。ヒザを深く抱えすぎるとお尻~腰が浮いて仙骨が動かないので注意。


関節開閉ストレッチ

  1. 1.足の裏をぴたりとくっつけて座り、手のひらでヒザをゆっくり外側へ押すように倒して40秒間キープ。股関節を開くストレッチです。

  2. 2.次に、仰向けに寝て両ヒザを立て、肩幅より広く開き、手 は身体の横で手のひらを床につけて置く。

  3. 3.そのままゆっくり両足を近づけて、ももの内側をくっつけ 40 秒キープ。股関節を閉じるストレッチです。

あなたの骨盤チェックもできる!有福先生の解説動画

2015.11.00 更新